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 『2019年映画』「こどもしょくどう」(監督、日向寺太郎。脚本足立紳。)4/7

大きい文字>『2019年映画』「こどもしょくどう」(監督、日向寺太郎。脚本、足立紳。

DSC_2829.JPGこどもしょくどう➂

「子ども食堂」というと、NPO法人などが営む、家庭で食事がとれない子どもに食事を提供する場をさす。この映画ではそうではなく、食堂をやっている家の子が、いじめにあっている子に、次に、家庭崩壊して放置された姉妹を家に連れてきて食事をさせる話である。主人公はあくまで子ども、食堂の子の視点に立って、彼に見えた現実を描いてゆく。

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ユウトは食堂を営む両親と妹と健やかに生活していた。ユウトの幼馴染のタカシは、育児放棄の母子家庭で、母親は僅かな食費を置いて、家には時々しか帰らなかった。タカシは母子家庭が原因のイジメにあっていた。そんなタカシを心配して、ユウトの両親は夕飯を食べさせるのであった。
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或る日、ユウトと妹とタカシは河岸で車中生活している姉妹に出合う。ボロボロの軽ワゴン車で父親が居たり居なかったりで、姉妹はどうやってご飯を食べているのだろうか?ユウトはコンビニで姉がお菓子を盗もうとする時、彼女と目が合う。その後捕まったらしいことを知る。姉妹に関心を持ったユウトは、家に連れていって母親に食事を出して欲しいと言う。久しぶりの夕飯に妹のヒカルは喜ぶが、姉のミチルはどことなく他人を受けつけない様子である。

姉妹の車を高校生のグループが遊び道具に使って、車をめちゃめちゃにしてしまう。ただ見ているだけの姉妹とユウトとタカシ、見ていて逃げ出す父親らしき人。

また、映画の途中でタカシがクラブ(野球部)の蓮中に何度もイジメにあう。助けることも出来ず、見ているだけのユウト。

劇中ユウトが両親に向かって「僕に(タカシの)面倒を見てやれ!というだけで何もしてくれなかったじゃないか!」というシーンがあった。ここに作品のテーマがある。両親もユウトの友だちや捨てられた姉妹をどうするかを巡って言い合っている。心配するけれども具体的に何もできない。タカシがイジメられているのを何度も見てきたが、ユウトは救えなかった。姉妹を救いたいが何もできない。この状況を突破する行動が姉妹を連れての、姉妹の母親がいるという、海辺のホテルへの脱出旅行なのだ、、、

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親がやっている食堂で、子供無料の看板が張ってあり、何人かの子どもが食べている。

原作、足立紳。監督、日向寺太郎。
出演、ユウト(藤本哉汰)ミチル(鈴木梨央)母親(常盤貴子)父親(吉岡秀隆)
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  1. 2019/04/07(日) 18:48:21|
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