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映画・美術・イタリア旅行の紀行文の紹介です。

『美術/音楽/舞台「読書』「天満敦子チャリティーコンサート7/14朝日ホール」7/21

『美術/音楽/舞台/読書』「天満敦子」チャリティーコンサート」朝日ホール 7/14

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プログラム
1 アルマンド       (J.S.バッハ)
2 ヴォカリーズ      (S.ラフマニノフ)
3 シチリアーナ      (G.フォーレ)
4 耳に残るは君の歌声   (G.ビゼー/和田薫編曲)
5 トロイメライ      (R.シューマン)
6 タイスの瞑想曲     (F.マスネ)
7 アヴェマリア      (F.シューベルト)
8 ホーム・スィート・ホーム(ビショップ/ファーマー編曲)
9 望郷のバラード     (C.ポルムベスク)

――休憩――

10 落梅集より「古謡」   (竹内邦光)
11 夏の思い出       (中田喜直)
12 見上げてごらん夜の星を (いずみたく)
13 叱れて         (弘田竜太郎)
14 ジュピター       (G.ホルスト)

孫のTくんは学校の行事で初めてクラシック音楽を聴いた時、半分寝ていたそうだ。だから今回の音楽会も寝るんじゃないかと本人は不安だった。「眠りたかったら寝てもいいよ。それは気持が良いから寝てしまうのだよ」と安心させておいた。
会場ロビーで昼食のサンドイッチを食べ、開演30分前に席に着いた。T君はすぐコックリさんになった。開演になっても目を開けなかった。3番目のシチリアーナあたりから目が覚めた。あと終演まで静かに聞いていた。

私にとって2年ぶりのナマの演奏会、忘れていた。この音!心の深いところを撃つ魔法の響き。 毎日CDを着ているが、ナマの様々に変容する音のシンフォニーを忘れていた。天満さんのストラディバリウスはビンビン響いてきた。昔からそうだったが、以前より自在で自由な演奏になったように思える。――20年ぐらい前に彼女の演奏をよく聴いた。彼女はチャリティーコンサートをよく引き受けていた。叔母が某女子大学の学長で、その縁でのチャリティーによく聴きにいった。天真爛漫の人間性とダイナミックな演奏は人々を引きつけた。

天満さんの演奏会で忘れられない思い出がある。やはりその当時、茨城の笠間を訪れた時、笠間稲荷にお参りして、門前に「松緑」という造り酒屋があったので店内に入って行った。売店に当家の酒が並んでいる中に、天満敦子さんの大きな肖像写真が飾ってあった。松緑の女主人の出身大学が天満さんの叔母の女子大であり、毎年天満さんの「蔵コンサート」を開いているとのこと。その縁で4~5年「蔵コンサート」に通った。大きな琺瑯引きの酒樽が何十と並んでいる大きな酒蔵の中でコンサートはおこなわれた。弦の音と琺瑯引きとの最初の不協和音も素敵な音色になって、蔵中を響いた。
演奏会後のレッセプション。地方の豪商の「御もてなし」に感動した。東京から何回か通ったのは、「御もてなし」のせいだったかも知れない。(笑)

本日(7/14)のプログラムは全部が名曲で、メロディーはどこかで聞いたことがある曲ばかりだ。T君のような小学生にはおあつらえ向きであった。天満さんの演奏はドラマティックであり、情感に溢れた演奏であった。弓を引く腕の大ぶりなこと、美しい音色からは天満さんの熱い心と情感が伝わってきた。T君に感想を聞くと、「良かった。」と言って、天満さんの演奏時の腕の大ぶりに弓を引く動作を言った。
 
以前に書いたが、小生、高校時代日比谷公会堂でウィーンフィルの演奏を聞きにいった。曲名は忘れたが、弦楽器の素晴らしい音色・弦の合奏による驚くべき端正な音色に聞き惚れた。その記憶が私の音楽に対する原点になって、名曲喫茶店に入り浸った。
その意味もあって、少年時にいいものを見たり、聞くことが大切だと思っている。T君は鉄博や科博好きの理科少年である。最近文化方面にも誘っているのは、そんな思いを込めている。

弦楽器では、昔の名手はともかく、G.クレーメル、チョン・キョンファ、諏訪内晶子、そして、五嶋みどりをよく聴いた。みどりさんはジュリアードのドロシー・ディレイ教授の薫陶を受け、教授の門下生の中でもずば抜けている。ユーチュブに入っているチャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトを聞いても抜群の集中力で、鳥肌が立ってくる!

休憩後は、日本の戦後のお馴染みの曲で愉しんだが、T君はほとんど知らなかった。「埴生の宿」も「叱られて」も知らない、なんて!愕然とした。もしかしたら、この数十年日本の児童は「白秋」や「雨情」の童謡を歌っていないのかも知れない。


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  1. 2018/07/21(土) 09:08:16|
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