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私の見た映画・美術・

映画・美術・イタリア旅行の紀行文の紹介です。

『日記』「イタリアへの想い」 6/21

『日記』「イタリアへの想い」6/21

グランド・カナル

 連れ合いの話に、ある院生が中一の時に叔父を訪ねてヴェネツィアに旅行した。一家(祖母・母・姉と本人)だけで、英語も不自由なのに無事に行った。自信みたいなものがついたという。ヴェネツィアに一週間滞在して、忘れられない思い出を体験したという。イタリア好きの連れ合いと話が弾んだそうだ。

 二十年前からルネサンス美術の魅力にとりつかれて毎年のようにイタリアへ行った。ヴェネツィアのグランドカナルの風景が好きだった。あの年代物の商館が大運河に沿って並び、ゴンドラが行き交い、賑やかなあの風景がたまらなく好きだった。孫にその話をすると、「僕も行きたい」というのだが、親が学校を休んで行くなんて!と反対するだろうし、こちらの健康状態が許さない。

 時々、旅行したところを想い出してぼんやりしている。外国人大学のあるペルージャやカンポ広場や美術の宝庫であるシエナを最近しきりに思い出す。世界一美しいカンポ広場で寝転ぶことが夢だった。懐かしいルネサンスの記憶漂う広場で見る夢はどんな夢だったか、、、

DSC_1825.jpg

 シエナといえば、ヴァイオリニスト庄司紗矢香を思い出す。彼女は画家である母の留学に伴い三歳からシエナで二年間を送る。ピアノを習っていたがキジア―ナ音楽院でヴァイオリンの演奏を見たことから、五歳からヴァイオリンを始めた。帰国後、六年生の時、全日本学生コンクールで一位。一九九五年から念願のキジア―ナ音楽院でヴァイオリンをウート・ウーギに学び、十四歳の時、ヴィエニヤフスキ国際コンクールで優勝。1999年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで優勝、その後の活躍は言うまでもない。彼女は専門以外にも絵画や文学にも精通している。ド・スタールやドストエフスキーと聞くと嬉しくなってしまう。

シエナのキジア―ナ音楽院は、夏季の「キジア―ナ音楽祭」で知られている。各専攻のマスタークラスには、世界各地から名のある音楽家たちが駆けつけ教鞭をとるため、入学オーディションは激戦となっている。ポリーニ・アッカルド・ズービン・メータ・バレンボイム・リッカルド・シャイー・アバド・シノーポリなどが若き日に夏季講習で学んだ。

DSC_2400シエナ.大聖堂

 中一の時、ヴェネツィアに滞在した人、シエナに幼児の時滞在、キジア―ナでヴァイオリンに魅せられて世界的ヴァイオリニストとなった人。少女の時に稀な体験をしてそのチャンスを生かした人、また、生かそうとしている人に声援を送る。



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  1. 2018/06/21(木) 11:05:15|
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コメント

こんにちわ

「ヨーロッパの田舎は、田舎ではない」と
かつて友達が言ったことがあり
名言だなぁと思います。

ヨーロッパにはヨーロッパの気候風土と美しさがあり、
日本には日本のそれがあるはずなのに
この違いはなんなのだろう…と思います。

昨夏ウイーンに入る前に
ヴェネツィアに立ち寄りました。
それこそ20年ぶりだったのですが
じゅりあんの夢さんが仰るあの風景は、
ウミネコの鳴き声や
目をくらますような陽ざしや
観光客のざわめきとともに、
自分の中では
白昼夢のようなものになっていたのだなぁと
改めて思ったことです。

お孫さんとご一緒に
いらっしゃれると素敵ですね ^_^


  1. 2018/06/26(火) 10:09:44 |
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