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『2018年映画』「共犯者たちー韓国ドキュメンタリー映画、監チェ・スンホ  6/11

『2018年映画』「共犯者たち」(韓国ドキュメンタリー映画、監督チェ・スンホ  6/11
              17年8月韓国公開、18年6月、立大メディア総研、上映
            シンポ(金京来、望月衣朔子、砂川浩慶、岡本有佳、金富子)     

 (映画「共犯者たち」のポスター)
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映画「共犯者たち」は2008年に始まった韓国保守政権(李明博~朴クネ)の―公共放送KBSと公営放送MBCへの言論弾圧と、それに抵抗した記者たちの姿を描いたドキュメントである。日本でもアベ政権からのメディア介入が行われた。韓国での政権による言論弾圧と抵抗するジャナーリストたちの行動は我々にとっても大きな示唆を与えるに違いない。
映画「共犯者たち」はこの9年間、公共放送を台なしにした「主犯」と放送業界の「共犯者たち」の実態を明らかにするために、崔監督のカメラは鋭く犯人を追って探し出してゆく。一方、言論弾圧に抵抗したプロデューサーや記者たちはどのように反撃したか、そして敗北した後、どのように転落していったのかを追跡する。映画は、「占領」「反撃」「キレギーマスゴミ、ゴミ記者の合成語」の三章からなる。
映画監督チェスンホ
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韓国では、2008年米国産牛肉の輸入問題の報道により李明博政権が大打撃を受けたことから、本格的な言論統制が始まった。マスメディアが大げさに世論を誘導したと捉えた政府は、公共放送KBS(韓国放送)の社長解任のために、警察の導入で決行しようとした。記者やPD(プロデューサー)の反対にあい、大騒ぎになった。(2008年KBS8.8事態)政権がマスコミ介入の第一歩となったのが、この8.8事態であった。
(警官導入・李明博政権の介入)
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次に2010年、「四大河川水深6メートルの秘密」の実態告発した公営放送MBC(文化放送)もトップが入れ替えられ、李明博の腹心金在哲(キム・ジェチョル)を社長に送り込んだ。MBC側ではマスコミ史上最長の170日のストを打ったが200名の馘首という犠牲者が出た。
この間、テレビでは人気バラエティーやドラマのPDやアナウンサーが抵抗を続けていたがボロボロに敗れていった。不当解雇され、担当番組を追われ、閑職に追いやられた。
(真相究明)
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結局、2大放送局が政治権力の「広報機関」に転落していった。2014年のセウォル号沈没事件では「全員救助」?という誤報をし、2016年の「崔順実ゲート事件」(朴槿恵大統領の友人の政治スキャンダル)の真実を隠蔽しょうとした。
(真相究明)
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映画はチェ・スンホ監督らがMBCやKBSの社長や役員らに直撃し、彼らが指示している偏向報道や不当な人事について、執拗に問い詰めてゆく様子が収められている。
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韓国保守政権の言論弾圧は凄まじかった。だが、それに対抗する民衆のエネルギーは驚異的だ。百万のデモのエネルギー!それに対して日本人は冷えている。日本人は穏和な民族なのか?何とか食えるから怒らないのか?いずれにしろ、韓国の若さに対して日本は老齢?なのか。どうしたらいいか?

(韓国の百万デモ)
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映画「共犯者たち」は近日中に公開予定だそうです。





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  1. 2018/06/11(月) 21:30:55|
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コメント

朝鮮半島

こんにちわ ^_^

私は、こういう韓国の
シュプレヒコールの姿を見るにつけ、
あぁ、ハンの民族だなぁと
しみじみと感じます。

朝鮮半島独特の概念「恨(ハン)」が
根底にあることで、
現代韓国人は
瞬間爆発的な「興」という情緒に昇華させていると
どこかのコラムで読んだことがあり、
なるほどなぁ、と思いました。


  1. 2018/06/17(日) 03:03:38 |
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  3. えるて #-
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