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『日記』 「感想 ①」 2017.1.3

『日記』「感想 ①」    2017.1.3

アニミタス荒涼とした風景

イスラム教徒・差別発言のトランプ氏が、あと何日かで米国大統領になる。世界に恐怖と不安を与えている。選挙イヤーを迎える欧州(オランダ3月下院選。フランス4~5月大統領選。ドイツ秋下院選)ではポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭して、先の英国EU離脱の根底にあった、反難民・反移民=自国第一主義が侮れない流れになってきた。欧州各国に難民・移民の排斥の極右勢力が台頭してきて予断を許さない。政治経験のないトランプ氏の「アメリカ第一主義」「アメリカは世界の警察にはならない」という主張は、これまでの欧米グロバールリズムの世界協調路線とどう関係いう関係になるのか?

その意味では、ドイツのメルケル首相のトランプ氏にかけたお祝いの言葉、
「、血統、肌の色、宗教、性別、性的指向、政治的立場に左右されず、民主主義、自由、人権と、人の尊厳への敬意という価値観の共有に基づいて、」次期米大統領と緊密な協力をしたいという<メルケル氏の毒矢>は見事なものであった。トランプ氏が各項目と反対概念に立脚していると巷では見られているからである。トランプ氏の行動如何によって世界の在り様が180度変わるからだ。緊張関係にあったロシアや中国がどういう位置付けになるのか予想が立たない。

前から気になっていたことに、トランプ勝利の予測がごく僅かにあったことだ。例えば「ルポ 貧困大国アメリカ」の著者堤未果氏だ。米社会の実体のルポはリアルであった。その堤さんは次の様に分析する。

「米社会には、中間層はいない。1%の超富裕層と、それ以外の人」(まともな暮らしが出来なくなって将来が見えない人が中間層にまで広がって、大多数の人がそちらに行ったということ)トランプはそこを掴んだ。
*英国のEU離脱の根底にも同様の格差社会・貧困問題も絡んでいる。
*日本も若者の非正規雇用が4割、パラサイト・シングル(親と同居の未婚者)の増加などが日本の社会構造も地下では崩れ始めている。中間層の解体と貧困層の拡大。

都市部には 恩恵を受けている人が集まっていてクリントン氏の得票が多かったが、地方は打ち捨てられているという意識が強くトランプはそこを掴んだ。

クリントン氏はベテランのエリート色が強く都市を基盤とした。1%の富裕層以外の多くの人々がトランプ氏を選んだ。アメリカの民衆は民主・共和の二大政党の既存の政治より新しい道を選んだ。野獣はどこを突っ走るか?

この悩み多き世界を彷徨える難破船と捉えれば、英・米はいち早く逃げ出した。ナチイズムと決別し、二度と差別を繰り返さないと決意する独のメルケル首相の孤高が眩しい。それにしても、右顧左眄(うこさべん)するわれ等の棟梁の見苦しいことよ。



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  1. 2017/01/03(火) 22:24:03|
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