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『日記』 「某日、、、新聞から」   12/8

『日記』 「某日、、、新聞から」      12/8

久し振りに面白い記事を目にした。引用させてもらう。

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≪メルケル氏が切った啖呵(たんか)≫
『血統、肌の色、宗教、性別、性的指向、政治的立場に左右されず、民主主義、自由、人権と、人の尊厳への敬意という価値観の共有に基づき、トランプ次期米大統領との緊密な協力を申し出たい』

「ドイツのメルケル首相は、トランプ氏にかけたお祝いの電話でこう述べた。トランプ氏は総てその反対のことを言っていたのである。メルケル氏の言葉は考え抜かれた思考に貫かれている。オバマ大統領と一致できた価値観を今後も共有できなければ、米国といえどもお付き合いお断りということだ。某ジャナーリストは、トランプ氏への「毒矢」と評した。安倍首相がいち早くトランプ氏に会いに行ったことと比較すると、メルケル氏が反対の極に立っている。

戦後ドイツは、如何にナチスを繰り返さないことが国是だった。国民が飢え苦しみながら、その苦闘は並みのものではなかった。その過程で培われた価値観が、メルケル氏が毒矢に塗り込んだ、差別への強い嫌悪と人道主義だ。難民を受け入れたメルケルの並みならならぬ原動力がそこにあった。
トランプ氏がメルケル氏が切った啖呵にどう反応するのか。
(こんなシャープな新聞記事にはなかなかお目にかかれない。拍手を贈る!)

もう一方のヒラリーが勝つと思い込んで、米国へ行った時もヒラリーにペコペコしてトランプを歯牙にもかけなかったアベ氏、彼が当選した時の慌てようはなかった。アベだけでなくマスコミ・ジャーナリズム全体がそうだった。その時の評論家の言葉の虚ろなことよ!

わが邦の政府は慌てて特使を派遣、慌ててアベ自ら「トランプ詣で」をした。その時、取り巻きは “いち早く次期大統領に会談する大国ニッポンの首相” と囃子たてた!

ところが、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていた。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、調整していたペルーでの首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。(オバマは広島訪問後、アベと首脳会談をやっていない。立ち話のみだ。アベのプーチンとの接近を警戒してのことらしい)

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初めのメルケル首相の啖呵に戻る。何と小気味よい啖呵だろう。優れた思想性の筋の通った言葉である。彼女の思想の背後にはナチスを繰り返さないという戦後ドイツの歴史・苦闘のプロセスがあるのだ。それに比べて、、、

トランプ登場後の反グロバールの自国保護主義、極右と差別とテロの席巻する弱者を切り捨てる社会、それらと真っ向から立ち向かえる世界の良心!ギリシャ・ローマ文明以降の人道主義と自由がかかっている。





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  1. 2016/12/08(木) 17:48:05|
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