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私の見た映画・美術・

映画・美術・イタリア旅行の紀行文の紹介です。

『日記』 「鎌倉遠足」 12月26日(火)

『日記』「鎌倉遠足」2017年12月26日(火)

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 春に「奈良の大仏」を見た孫のT君は、鎌倉の大仏を見たいという。冬休みに入った快晴の某日、藤沢から「江ノ電」に乗って出かけた。暮れの平日の朝なので、一番前の運転席が見える椅子が空いていた。「電車男子」の彼は大喜びだ。何回か江ノ電に乗ったがこれは初めてだ。
 江ノ電の面白みは江の島を過ぎた所からだ。市内の大通りの軌道を、車とすれすれに走るスリルや、民家の路地裏を通り抜ける生活感だ。そして路地裏の向こうに広がる湘南の海だ!一瞬だが、永遠の時が止まったような煌(きらめ)きを覚える。江ノ電はオモチャのような、昔東京を走っていたちんちん電車のような感じなのだ。映画「鎌倉物語」では黄泉の国へ行く電車として走り、銀河鉄道のように冥界に突入してゆく。鎌倉に魔物や妖怪を感じたことはないが、映画は大人の夢物語。

 稲村ケ崎で下車、「七里が浜の磯伝い/稲村ケ崎名将の/剣投ぜし古戦場」と唱歌<鎌倉>を口ずさみながら海岸に出る。冬の海辺の寒風の激しさ。さすがにサーファーはいない。荒れ狂う波、夏とは真逆の風景に凍え、鳶に襲われるかのような恐怖を味わう。来し方を振り返れば江の島、雪を被った富士。正面に大島が見える。丁度上げ潮の真っ最中で荒い波が押し寄せてこんな七里ヶ浜は初めてだ。
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 長谷で降り、大仏まで歩く。T君は予想外の大きさに驚いたようだ。奈良の大仏までは大きくないが、思っていた大仏より大きく美しいと感じていた。仏像の大きさが面白いらしい。春の旅行は阿修羅像がメインだった。理系好みのT君、歴史や文化にも興味を持って欲しいと思うのだが、、、

 長谷寺に行く。庭の梅が少しつぼみをつけていた。和みの地蔵とか名づけられた素焼きの小さな地蔵が可愛らしく合掌、帰りに近くの土産物屋で地蔵のコピーをT君はお土産に買った。

 鶴岡八幡宮の階段の前で大銀杏の無惨な姿を見て、歴史のエピソードを話す。階段は傾斜が老体にはきつく息をきらした。八幡宮からの市内の風景はいつ見ても勇壮な心になる。なぜだろうか?




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  1. 2017/12/28(木) 21:24:50|
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『日記』 「2017年を振り返ってーメモ」 12/18

『日記』 「2017年を振り返って」ーメモ」 年賀状作成のために 12/18

皆様 今年一年お付き合いくださいまして有難うございました。
    厳冬の厳しい日々です。どうかご健康に留意なさって、良いお年をお迎えください。


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*<映画>
 映画館・テレビの録画をそれぞれ60本ほど見た。ブログで取り上げた作品は26本。ブログを書くために映画を見ている生活と錯覚することがあった。「週一に見て書く」のが苦しくなった。資料が無い。頭脳の老化。自分なりの視点を出すには時間がない問題に悩んだ。自分の興味がないと書けないし、その作品をどの様な視点で語るかに悩んだことも。本年は以下の作品から考えているが、、、
・「ハイドリヒを撃て!」チェコのレジスタンス、
・「甘き人生」伊映画、
・「鏡」「ノスタルジア」「サクリファイス」渋谷で<タルコフスキー特集>をやっていた。前から感想をまとめたいと考えていた。
・「午後8時の訪問者」ダンデヌ兄弟、ヨーロッパの移民・難民・貧困・差別問題に取り込んでいる。カンヌ映画祭の常連。
・「沈黙」禁教と弾圧、転向の問題。
・「この世界の片隅で」戦争とか政治などが若い人の

* <美術>
・「河瀬曻展」―郷里の長浜曳山祭り
・「神尾和由展」
・「白山雅成作品展示室」
・ピナ・バウシュ「カーネーション」弟子たちのせっかくの公演だから。

*<『日記』に書かれた一年の出来事>から

・民進党解体劇―総選挙―自民大勝―いよいよ「憲法改9条改正」が現実問題になった!
・「共謀罪」強行、テロの脅威の名を変えた昔の「治安維持」―戦前に戻りたいか?
・モリカケ疑惑と前川証言
・北朝鮮対トランプの攻防=朝鮮戦争の危機―日本・韓国の戦争の危機・数百万の死者の予想!
・「大相撲・暴力問題」とマスコミの動き
・個人的なこと

*映画を多く見た割に、演奏会に行かなかった。寂しいことだ。それに海外旅行が無理でも近隣の小旅行も行かなかった。心の内 部にどうしても「行きたい・見たい」という燃えるものが無くなってきたからか?、、、考えなくてはならない問題だ。

*年賀状を私のメッセージとして発信して20年になる。社会や世界に向けて、思ったこと・考えたことを述べる私信。いつ終わりにするか、終活と関係するだろう。今年はまだ出せそうだ。



  1. 2017/12/18(月) 09:50:39|
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『日記』 「今年の冬の寒さは格別です。」  12/4

『日記』 「今年の冬の寒さは厳しです。」 12/4

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 今晩は。
 今年の厳しさは格別です。皆様、健康にはご注意下さい。

 大相撲の暴力事件からテレビのニュースを見るはめになりました。対象になったのが、5・6・8の各チャネルです。其々、朝日・毎日・フジがバックですが、各局バックに裏打ちされた場面造りをしていた。一番注目したのが朝8時のBS朝日の玉川キャスターです。火曜には、青木理コメンティターが加わって鮮やかな視点で画面を造っていた。大相撲を一般常識の線から見るという視点です。貴乃花側が被害届を警察に届けて沈黙した。暴力事件ですから、加害と被害の二者がいるのに、一方的な観点からしか論調が出ない。貴乃花の悪評判が凄まじいかった。それが、貴の岩の頭の10本の針で縫われた写真が出てから世論は一変した。
 
 テレビのニュースはニュースキャスターがいて番組を仕切っていますが、各局其々で、世論の流れに沿って泳いでいた。女性のキャスターなどは感性に忠実に流されていたが、先程挙げたキャスター以外にバイキングの坂上忍が面白い。お笑い芸人のコメンテーターを使って彼らの本音に切り込むなど痛快な仕事だ!恐らくかなりの勉強をしている。他局のニュースも見ているに違いない。

 問題はモンゴルの出稼ぎ力士たちと古武道(?)との対決、被害者側からどういう証言が出てくるか?貴乃花側が民事の裁判に持ち込んだ場合どうなるのか?それをも見越した刑事罰が出るか?

 各ニュースのキャスターは真剣勝負であり、惚けや鈍さではとても務まらないことがよく解った!

* 当方の事情により、記事が遅れることをお赦し下さい。








  1. 2017/12/04(月) 21:56:09|
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『2017年映画』「IT/イット”それが見えたら、終わり。」(原スティーヴン・キング。監アンディ・ムスクエティ)12/2

『2017年映画』「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」 12/2
(原作スティーヴン・キング)  
                  監督アンディ・ムスキエティ。脚本キャリー・フクナガ他
                 撮影チョン・ジョンフン音ベンジャミン・ウオルフィッシュ
      出演ジェイデン・リーベラー。ビル・スカルスガルド。フィン・ウルフハード。

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 スティーヴン・キングと言えば、「スタンド・バイ・ミー」(1986年)によってアメリカの青春小説・映画の代表作のように思っていた。しかし、「キャリー」(1976年)から始まるホラー作品の第一人者なのだ。キングのホラーはアメリカの平凡な町で起る殺人事件で、日常生活をしっかり描く「モダン・ホラー」といわれる作品である。単なるホラーではなく、言わば少年成長物語の傑作なのだ。1986年の「IT/イット」を2017年リメーク映画化、少年たちの冒険譚(スタンド・バイ・ミー)と「キャリー」の合作ともいうべき奇怪な傑作に仕上がった。
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 1980年代の末、アメリカの田舎町でビルは弟のジョージと紙船を作って遊んでいた。弟は「外で遊んでくる」といって、黄色のレインコートを着て雨の中紙船を流しに行った。そ、して、おびただしい血痕(けっこん)を残して、そのまま行方不明になった。弟のジョージが行方不明になった後、町では次々と子どもの同様な事件が起きる。不気味な暗雲が町に漂う。ビルは弟が何か不気味な恐ろしい事件に巻き込まれたのではないかと恐怖にとり付かれる。或る日弟の幻影と共に恐ろしいピエロを目撃する。町には恐ろしいピエロ=ペニー・ワイズが30年毎に出現して子どもたちを襲うという恐怖伝説の風評がある。少年たちの間にそれが広まって彼らは恐怖に慄(おのの)いている。
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 ビルは「虐められっ子」の「負け犬クラブ」に属する少年で、「スタンド・バイ・ミー」と同じように町の不良群団にいつも虐められていた。アメリカではどこも街を支配する年上の不良群団と、彼らにいつも虐められている「負け犬クラブ」との対立が街の支配構造だ。ビルは仲良しの「負け犬クラブ」の仲間―ひょうきん者のリッチー・ユダヤ人のスタンリー・喘息持ちのエディと共に、夏休みを迎えるが弟の失踪事件を探ろうと提案する。クラブには転校生のベン・色々噂のある少女ベバリーが加わって探検の開始だ!なぜ下水道探検か?弟が下水溝に消えたので下水道が怪しい!それは町外れの古い井戸の家に繋がっていた。ビルたちのグループは古井戸の中の探検に乗り出した。
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 古井戸の中の下水道で、恐ろしいピエロ(ペニー・ワイズ)との闘いが始まるのだが、ペニー・ワイズとは何だろうか?ペニー・ワイズは恐ろしい罠や恐怖体験を次々と仲間たちへ仕掛ける!仲間の少女ベバリーは性的虐待を繰り返す父親を耐え切れずに便器で殴り殺し、虐めの不良群団のリーダーのヘンリーは威圧的な警官の父親を我慢出来ずにナイフで殺した。ビルはとうとう弟のジョージに出合う。黄色のレインコートの弟は「お兄ちゃん、お家に帰りたいよ」と兄に泣く。ビルは思わず泣くが、「お前は偽物だ!」といって弟の頭を撃ち抜く。すると、たちまちベニー・ワイズの姿になって逃げてゆく。

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 「ベニー・ワイズ」とは少年たちの心の底に棲む<恐怖・慢心・怠惰>だったんだ。<恐怖>を克服した「負け犬クラブ」の仲間たちは、今や恐れることなくベニー・ワイズに立ち向かっていった。

  1. 2017/12/02(土) 18:02:35|
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