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私の見た映画・美術・

映画・美術・イタリア旅行の紀行文の紹介です。

『日記』 「人間の尊厳ー人は何によって生存を与えられたか」 7/29

『日記』「人間の尊厳―人は何によって生存を与えられたか」7/29


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* 7/26(火)未明、相模原の障害者施設に刃物を持った男が襲撃し、男女19人を殺害、23人が重傷を負った。犯人は元職員で「障害者はいなくなればいい」と思ってやったと供述している。ナチスの「優生政策、」=ユダヤ人虐殺・障害者虐殺を想起して身震いする!
戦後、「障害者抹殺」を叫んで施設を襲い、19名の殺人・23名の重傷を負わせた事件は類例がない。平和憲法・民主国家のタブーを破ったものだ。

「人間は平等であり、人の命は尊く重い。互いの人格と個性を尊重しながら、共生する社会を作っている」

憲法の<理念>である。私共が学んできた近代科学文明の学問・芸術の根底にある<理念>である。それが揺らいでいるのか?そこを問われている感じがする。

障害者の方、家族の方、今、どのような気持ちでいるかと思うと胸が詰まってくる。

* <18歳選挙権にからんでニュース>
自民党文部科学部会のホームページで「(学校で)政治的中立に違反するような先生がいたら、<いつ、どこで、だれが、何を、どのように>逸脱したかを情報提供してくれ、というものが載っていた。
ビックリ!仰天!いつ、わが国は生徒が特高(戦前の公安警察)の手先になる時代になったか!「密告奨励」が堂々まかり通ってしまう時代になったのか?憲法改悪が目の前に迫っている状況は戦前の足音が聞こえてきたのか!

* <都知事選>、いよいよ迫る。舛添の金まみれの批判から始まった選挙。保守分裂と野党統一の候補の3すくみの選挙。私は「鳥越俊太郎」支持。参院選開票の結果・改憲派の勝利を見ての決断。私は「死ぬ気だな」と思った。それほど、改憲3分の2の勝利は大きいのだ。平和憲法にかけるものが強いのです。しかし、「鳥越氏の心情」はよく理解されないだろうと思った。戦後70年、戦争が無かったことの有難味は今の若い人には解らないものなのですね。しかも後半、選挙妨害ともいえる「女子大生淫行疑惑」の週刊誌の記事。敵は見出しだけが欲しかった。事実は問題ではないのです。選挙1週間前に狙った。

鳥越氏の
「戦争をやらず、国民の人権を尊重することだ。自由にものを言える世界、それを保障する憲法を大事にしょう。」

私は断固支持する。



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  1. 2016/07/29(金) 14:07:27|
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『2016年映画』「シアター・プノンペン」(カンボジア映画。ソト・クォーリーカー監督)7/25

『2016年映画』 「シアター・プノンペン」(カンボジア映画、クメール・ルージュの圧政で疲弊した
                   カンボジア人の心を映し出し映画。ソト・クォーリーカー監督 7/25
  
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10数年前カンボジアに観光で行った。アンコールワットとトム及びバイヨンを見て回った。森の中に幻の如く遺された宮殿や見事な彫刻は、古典時代にすぐれた文化が栄えたことを思った。
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昔のすぐれた文化と現代(2000年代初期)との落差の極端さも感じた。特に男性が極端に少ないことに20数年前のポル・ポト政権下の圧政・虐殺の影響が残っていると本に書いてあった。また、遺跡と遺跡を巡るバスでの移動の時、窓から見える村の様子や掘っ建て小屋のような家の状態に、何世紀もかけ離れた昔の村を見る思いだった。カンボジアというと今でもその時のことが思い

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出されてくるが現代のプノンペンの賑わいは違った都市に行ったのではないかと錯覚させるほどの変わりようらしい。

カンボジア映画「シアター・プノンペン」は、「暗黒時代」を忘れたかのような現代(2015年)の若者たちが登場する。主人公は首都プノンペンの女子大生・ソポン(マー・リネット)。彼女はみずみずしく青春の息吹きを感じさせた。軍人の父への反抗からか、ボーイフレンドとの遊びに明け暮れる毎日。或る日、寂れ崩れ落ちそうな映画館「シアター・プノンペン」に迷い込んだ。そこで、クメール・ルージュ支配以前の映画を偶然見てしまう。

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若い頃の母(名女優ディ・サーベット)が主演していた。しかし、映画の結末が紛失していたので、ソポンは結末を作ろうと国の歴史を調べ出す。クメール・ルージュの時代に何があったか?、、、
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映画の女監督クォーリ―カーは母子家庭で父親を知らないで育った。(多くの家庭がそうだった)父親はポル・ポトによって殺された。大弾圧で引き裂かれた恋があったこと。映画の中で、家族にも隠された秘密―加害者であった父が今では後悔で苦しんでいることなどが表現される。又、100万人の命が奪われた歴史があった。
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家族の歴史からクメール・ルージュの暗黒時代へ、さらに9世紀から15世紀に栄えたクルメール王国の、絢爛の王宮伽藍!カンボジアの歴史を遡ってゆく。
歴史を忘れたかのような現代の繁栄。繁栄の渦巻きにどうアプローチして、過去の歴史の中に入ってゆくか。その意味ではカンボジアも日本も同じである。

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  1. 2016/07/25(月) 14:37:00|
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『美術/音楽/舞台/読書』「フィオナ・タン/アセント」(IZU-PHOTO-MUSEUM7/18~ 7/19

「フィオナ・タン/アセント」(静岡県三島の郊外にあるクレマチウスの丘―複合文化施設
                 <IZU PHOTO・MUSEUM>7/18~   7/19

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Ⓐ 「アセント」(映像作品77分)新作展
テーマは<富士山>。
富士山との出会いを出発点として、4000枚に及ぶ公募や<IZU-PHOTO-MUSEUM>のコレクション等を基に製作された。様々な富士山の写真が並べられる。

様々な富士の姿である。いろいろな富士の雄姿、水辺(海や湖)と富士、桜と富士花々と富士、空撮の富士、ダイアモンド富士、見飽きている富士の様々な姿。「フジヤマ・ゲイシャ」という月並みなイメージも。

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歴史のある富士登山。浮世絵の時代から、昭和の軍国主義の時代、昭和天皇の登山、富士の裾野での兵士の演習、そして現代のツーリズムの時代へ。ジグザグ蛇行して登る富士登山。8合目の風景、御来光を目指す登山者たち。頂上の大賑わい!

Ⓑ 「富士山」が意味するもの
フィオナ・タンの狙いは何だろう?いろいろな富士を見せられて、「私にとって、富士山は何だろうか」と考えた。いや、日本人にとっての「富士山」とは何か?
日本人には、右から左まで膨大な意味を持つ「富士山」。真面目な顔で「私の故郷だ」という人がいれば、恥ずかしい表情をする人もいる。 *「毎日、富士山が見える所に住んで幸せです」と自慢げな地元の人。
「富士山」が何かの象徴だとすれば、意味が拡散して、統一感を持つのが難しい。民族・民俗性と近代性との分裂。

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Ⓒ フィオナさんのメッセージ
映像の前にフィオナ・タンのメッセージがあった。
「アセント」とは「上がる・登る」意味がある。4000枚の富士山の写真の公募、当館の所蔵の写真から使わせて貰った。
「アセント」①山②写真③映画・映像。根底に①深い悲しみ②死がある。
リサーチして「富士山」が大きな意味合いを持っていることを知った。英雄的な意味を持っている。富士山との距離感が大切。
山と雲(雲は常に山にかかってくるからセットで考える)、可視性と非可視性、
私=視覚・アートの限界、パラドックス
山=スケールの大きさ、写真に収まらない。
クリス・マイケルの20分の映像作品の様なイメージ。第4の窓から見ている。イメージを収めた器。その中心に「富士山」がある。
*フィオナ・タンは言う。「富士山」に取り組んで大変なものに取り組んでしまった、と思った。日本人にとって英雄的な膨大なものだと気付いた。

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Ⓓ フィオナ・タンと話す。
通訳者に話したら、タンさんが出て来て、私のタンさんへの賛辞を通訳してくれて、タンさんに伝えて貰った。
<私の賛辞>
*「アセント」のテーマは「富士山」とは日本人にとって何か?私にとって何かを問う作品である。日本人にとって「富士山」は拡散している。いろいろな富士山がある。通俗的な意味合いから英雄的なものまで様々である。又、それは日本人とは何かを問う問題でもある。レゾンデートルをも問えるし、アイデンティティをも問える。

*私は一昨年、あなたの作品を知り、展示をしていた大阪国際美術館まで見に行きました。

*初期の作品、タンさんのルーツを探る旅、いろんな国を巡り、(それは多彩の國の文化・歴史を映してゆくことでもある)「自分とは何か」を問う旅であり、「どこにも私の故郷はない」という発見であった。その発見は面白かった。

*「取り替え子」
2人の女学生を向き合わせた作品。アイデンティティを問う問題。大変面白かった!「私はどのように母親になるか」「理想とする母親像はどこにあるか」父親と言い換えてもいいのです。私自身がアイデンティティやレゾンデートルに興味を持っている。

*「ライズ・アンド・フォ―ル」
2つのスクリーンを並立させている。①ナイヤガラの滝のような瀑布と②老女と若き女の像を交互に写す。2つのスクーリンの並立。女性の一生を考えてゆく。人間の一生。そして、、、、「人はどこから来て、どこへ行くか?」

*「ディス・オリエント」
マルコ・ポーロの壮大な旅。アジアの現代風景・文化を写して、「東方見聞録」をナレターで語らせるという。それに加えて「空想博物館」を仮想する「大航海時代」を夢見るロマン!

私は夢中で語った。彼女への賛辞を贈った。映像の世界に歴史・文化・哲学を重ね合わせた面白さ! 彼女は笑顔で聴いてくれた。



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  1. 2016/07/19(火) 16:44:59|
  2. 美術/ 音楽/舞台/読書/文学
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『美術/音楽/舞台/読書』「フィオナ・タン/アセント―富士山」7/18~イズ・フォト・ミュゼアム7/16

『美術/音楽/舞台/読書』「フィオナ・タン/アセント――富士山」(2016/7/18-10/18 イズ・フォト・ミュゼアム)7/16

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昨年中原コレクション展で知った映像作家フィオナ・タンの新作展です。「富士山」をモチーフとした新作アセントを中心に据えた構成です。フィオナ・タンのコメントがあります

*■フィオナ・タンのコメント
出発点として「富士山との上昇(Ascent with Fuji)」と題した新しい映像作品を作りたいと考えています。私が思い描いているのは、注意深く編集された富士山の写真の寄せ集めによって構成されるプロジェクション作品です。この作品は富士山とそのあらゆるイメージが置かれている状況について考察し、問い直すものです。私自身のものではないイメージを用いてこの作品を作るのがふさわしいように感じています。他人の目を通して、遠くから、山を構築し、想像し、マッピングするのです。つなぎ合わされたとき、これらのイメージは映画のコマのような混成物を作り出すでしょう。このイメージの集合は二つのパラドックス、つまり、真正で完全な(写真)表象の不可能性と、常に不変ではあるが、決して同一ではない山それ自体の本質を表現します。これらの何千ものイメージが山を雲のように取り囲みます。その姿を露わにするのと同時に隠しながら。―フィオナ・タン

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* 巧緻に仕立てられたインスタレーションとして知られるタンの作品は、アイデンティティ、記憶、そして歴史を探る試みと言える。またそれらのテーマを主題としながら、視線そのものについての問いを内包している。それは私たちが映像を通して、周囲の世界に向ける視線であると同時に、鏡のようにときに私たちを見つめ返すような映像からの視線でもある。

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*本展では、映像インスタレーションと写真インスタレーションの2パートによって構成される「アセント」を中心に、初公開作品数点を含む全4作品が展示される。

開催期間 2016年07月18日(月)~2016年10月18日(火)
休館日 水曜日(ただし、祝日の場合は翌日)
時間 7・8月 10:00~18:00、9・10月 10:00~17:00
入場料 一般800円/高校・大学生400円/中学生以下無料
会場 • IZU PHOTO MUSEUM
• 静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
会場URL http://www.izuphoto-museum.jp/

会場電話番号 055-989-8780
参加アーティスト フィオナ・タン

*内覧会・2016年7月17日(㈰)
フィオナ・タンによるオープニングスピーチ
新作<アセント>上映 (77分)
レセプション




  1. 2016/07/16(土) 05:16:49|
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『日記』 「参院選を終えて―山村さんのご意見によせて」7月12日

『日記』「参院選を終えて――山村さんのご意見に寄せて」 7月12日

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* 参院選を終えて
第24回参院選は11日午前、改選121議席(選挙区73、比例48)が確定した。改憲派が77(自、公、お維新、こころ)。非改選を含めた改憲派は165となり、改憲発議に必要な3分の2(162)を超えた。改憲派だけで両院3分の2を超えているので、改憲発議に必要な議席を得た。護憲派の敗北は明白である。ファシズムが荒れ狂うか嫌な世の中が来るか?

参院選を振り返って、日本列島を眺めてみる。北陸、中国、四国、九州が改憲派が圧勝。西に於ける野党の崩壊は無惨だ。対して、北海道、東北で護憲派が圧勝。日本が分裂したかのようだ。

1強の自民にどうしたら勝てるか?考えられた戦術が「野党は共闘」のスローガン。1人区(32)で野党の統一戦線が組まれた。市民運動の力である。一人区32の内、青森、岩手、宮城、山形、福島、新潟、長野、山梨、三重、大分、沖縄の11区で野党が勝利、現職大臣2名を破った。6人区の東京、4人区の愛知*、2人区の茨城・静岡・京都・広島にも波及。東京・愛知らは半分取った。が、大阪(4)兵庫(3)は野党全敗。(特に「大阪維新」の異常な勢力は理解し難い)
*「東京新聞」を愛読しています。愛知の健闘は「中日新聞」の影響もあると思います。

「野党統一候補」は初めはうまくいかなかった。実現に多くの方々の努力があった。推進したのは「市民運動」である。政治家にある「反共主義」がネックだった。市民側から「野党は共闘」の野次が何度か飛んだ!市民運動の重要な働きとしてSEALDs・若きママの会・総がかり・などのエネルギッシュな活動を拍手したい。今後、衆院でも「野党は共闘」の波が波及してゆくことを期待したい。圧倒的な自公の勢力にどうしたら勝てるか?どうやって組織を築いてゆくかが課題だ。いや、日本は崖っぷちに立っているのだ。恐いところまで追いつめられているのだ。
 
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*今後のこと
①与党は憲法改悪をどう攻めてくるか。本丸の9条ではなく、からめ手から来たらどうするか。
②選挙で浮かび上がった、働き方の問題(非正規・ブラック企業)若い人の貧困、保育園待機児童、保育士のベースアップ、学生の奨学金ローン・高額な授業料など、、、矛盾がとぐろを巻いている。ここから運動が生まれる可能性を感じる。(日本にも“ポデモス”を!)
③英国のEU離脱からくる、EUの今後は?世界の経済にそれがどう波及してくるか。日本の経済にもどう波及して来るか?読めない状況が続く。
④都知事選に本日「鳥越俊太郎氏」が立候補した。参院選の開票結果を見ての決意だという。彼の危機感はよくわかる!居ても立っても居られなかったのであろう。彼をいろんな場面でよくお見受けした。同時代性を感じる。

*山村様
今でもLPレコードとは羨ましいです。CDは金属音が気になります。J ・ティボーやY・ハイフェッツ、シェリングの弦の響きは、ロングドレスの衣擦れのささやきを聴くような気がします。



  1. 2016/07/12(火) 11:37:24|
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『日記』 「衆院選・投票前日に寄せて」 9/7 (土)

『日記』「参院選・明日の投票日を前に」9/7(土)

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* 一昨日、悲観的な見方を出したが、納得がいかなくてネットの情報をもう一度洗い直してみた。いくつか面白い評論を見つけた。毎日系の「永田町の目」である。
田原総一朗(4/7)、伊藤惇夫(5/7)、森田実(6/7)、鈴木哲夫(7/7)、有馬春海(8/7)の各氏の「参院選」をどう見るかの評論である。

* 5氏の「参院選」への見方は大手の新聞論調と違ったものがある。安倍自民の選挙攻略が「アベノミックスの存続」、経済政策を前面にだしての戦術だが、3年半も経つと民心から離れてしまっているという。北海道5区補選に表れたように「介護・福祉・子育て・仕事」が今のテーマだというのです。安倍自民の戦術の「ズレ」はどう影響するか?
* 昨年の「安保法制」反対で生まれた市民の運動=「野党は共闘」の熱意が1人区<32>で実現したこと、だが比例で「統一名簿」が作れなかったこと、それらを考案しても自公に脅威を与えていることです。1人区での勝敗の読みと複数区への波及効果を考えると必ずしも悲観的ではないというのです。「野党は共闘」の波は次の衆議院議員選挙にも波及してゆくというのです。
*  昨日8/7ネットに、三宅洋平が東京地方区で6位争いに食い込んできたとのニュースが流れた。今まで新聞・テレビが三宅洋平氏を完全に無視してきたのですから、これがどう影響を与えていくか?
*  皆さん!負けるわけにはいかないのです。70年間戦争をしなかった日本を簡単に放棄できないのです。最後まで頑張りましょう!



  1. 2016/07/09(土) 13:59:05|
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『日記』 「パンドラの箱は開いたか?—-バングラ・テロは 「IS] か?」 5/7

『日記』「パンドラの箱は開いたか?―-バングラ・テロはIS か?」  5/7

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*パンドラの箱は開いたか?
7/1夜、バングラデシュの首都ダッカでのテロ事件で、日本人7名・イタリア人9名を含む20名が殺害された。日本人の死者7名は「国際協力機構(JICA)のプロジェクトに関わっていた日本企業の社員。
邦人7名の殺害のテロ事件は我が国では初めてなので、日本社会に衝撃を与えた。まさか、ISのテロとは!(バングラ当局はIS関与を否定しているが)

「ISテロと日本人」ですぐ思い浮かぶのが、2015年1月の後藤健二さんら日本人2名がISに拘束され殺害された時のことである。
ISはイスラム国と称する過激テロ組織だが、それまで日本と直接関わりを持たなかった。忘れることが出来ないのは、安倍首相がイスラエル・中東を巡って、「イスラム国」と戦う周辺諸国に、人道支援をするとカイロで声明をあげた。それが、ISに日本の存在を認識させた。ISにとっては日本が敵対国になったと捉えたのだ。「アベよ、戦いに参加するというお前の無謀な決断でこのナイフはケンジを殺すだけでなく、お前の国民を場所を問わずに殺戮する」と言わせた。私はこの言葉を戦慄と共に思い出す!単なる脅しではなかったのだ。
ISは衰退に向かっていると言われながらも、テロの対象は全世界に拡大している。空港・駅・スタジアム、劇場、人が集まるソフトターゲット等等である。先日の「ボス旅行」でも目的地の一つが攻撃対象だった。今や、日本人は海外に行くとき、ガイドブックと共にテロブック(!?)を忘れないように!

*「参院選」
各新聞社などが選挙の予想を出している。序盤の、「改憲勢力2/3を伺う」から、さらに改憲派が強いという観測だ。西(関西、中国、九州)では改憲派が圧倒的に強い。東北では、「TPP」で政府に裏切られた感情から反改憲派がいい戦いをしているが、全体としては日本人は保守になったかと思わせる論調だ。がっかりだ。「原発」も数年すれば忘れたのか?「平和憲法」も70年たてば、「大戦争」を忘れる。一番問題なのは、日本の加害の罪の意識が希薄なことだ。
今、この国の構造を仕組みから変えようという動きに、どう行動をしたらいいのか。一市民としてどう生きるか。それが問われている。


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*2/7、三宅洋平の「選挙フェス」に渋谷に行った。この熱狂は各新聞社の選挙予測と別世界
     なのか?熱狂が夢幻なのか、予測が幻なのか?


  1. 2016/07/05(火) 21:42:12|
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二つの半跏思惟像――日韓2体の仏像」(東京国立博物館~7/10) 7/2

『美術/音楽/舞台/読書』「二つの半跏思惟像―日韓二体の仏像」(東京国立博物館~7/10) 7/2

(中宮寺.弥勒菩薩)
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(韓国国宝78号)
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日韓両国の代表的な半跏思惟像を1体ずつ選び、両国において一緒に展示して、両文化の古代から続く交流の深さに思いを馳せようという試みが東京国立博物館で行われている。
昔、中宮寺の「弥勒菩薩」と京都広隆寺の「宝冠弥勒」を比較して見てみたいと思い立って京・奈良に遊んだことがあった。今回は、日韓6~7世紀の「半跏思惟像」代表の比較である。日本から国宝「中宮寺「弥勒菩薩」、韓国から国宝78号「半跏思惟像」、共にわくわくする様な企画である。

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*会場は東京国立博物館。入場する時、入り口で空港のような検問・身体検査を受けた。(ギョッ!ここまで来たか!)


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①  国宝「半跏思惟像」(飛鳥時代・7世紀・木造・中宮寺)
日本を代表して奈良中宮寺の「弥勒菩薩」(半跏思惟像)。
「半跏思惟」とは、左足を踏み下げ、右足をその膝の上に組んで丸椅子状の座具に座り、右手を頬に添えて思惟(思案)している。
シンプルでしなやかな仏体に向き合うと、こころが穏やかになって、こころの内側に意識が向かって行くようだ。仏体には装飾性一切無し。受けるは精神性、弥勒菩薩と我が精神との対話のみ。

②  韓国国宝78号「半跏思惟像」(三国時代・六世紀・胴造、鍍金・
              韓国国立中央博物館)

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仏体に向かって斜め右側から見た。右腕を膝で追って右頬に指先を添えてうつむいた姿は美しい。流麗とした美を感じた。胴体のくびれ具合に比べて頭と手足が大きく、なめらかで細い体躯・波紋状の衣の襞は、優美な装飾性を感じた。

*中宮寺が美というより、思弁性・哲学・人間の生きる意味を考える、などに向かうとすれば、韓国78号は優美に、“美”に向かう。一時間ほど会場にいて以上の結論に達した。

(広隆寺「宝冠」)
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*家に帰って、広隆寺の「宝冠弥勒」を二体の中に入れてみた。「宝冠弥勒」は中宮寺の「弥勒」に近く、国の違いから来るのだろうかと想いを馳せた。仏教文化は歴史上、韓国から渡ってきたものだが、その国に根付くとなれば、民族・風土の色模様が展開するのであろうか?
(広隆寺「宝冠」)
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  1. 2016/07/02(土) 14:22:07|
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