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映画・美術・イタリア旅行の紀行文の紹介です。

『日記』 「ネットのブログで知ったこと」 05月28日

『日記』 「ネットのブログで知ったこと」」  5月28日

* 『ネットのブログで教えられたこと』
ネットで現代作家を検索していた。検索で飛んで、ある方のブログにこんな記事があった。
* 『小谷キャスターを切る』! 靖国参拝の安倍首相の釈明は全くデタラメ!
これは2014年01月24日付け人民日報WEB版の記事だそうだ。(あるブログから要点をお借りする)
『22日夜、世界経済フォーラム(WEF)のシュワブ会長は安倍首相との対話で「安倍首相の靖国参拝はアジアに不安要因をもたらし、国際社会を緊張させた。なぜ参拝するのか」と質問。安倍首相は「靖国参拝は戦死した日本兵のためだけでなく、世界の全ての国を含む戦没兵のために祈るものだ」と答えた』
安倍首相が22日夜にダボス会議で行った演説と靖国参拝についての弁解は、会議にいたメディアの記者たちの間で激論の的になっていた。
小谷真生子氏(テレビ東京ニュースキャスター)は人民日報記者に
『日本のメディアの記者として、私は参拝が中国や韓国の人々を傷つけることを知っているので、参拝が日本の民意ではない事実を知ってもらいたい。靖国参拝についての安倍首相の釈明は全くのでたらめだ!私は特にあなたに伝え、中国に知らせたい。私は日本人として、安倍首相の参拝に強く反対しており、多くの日本人も反対している』

16年間務めたテレビ東京の「ワールドビジネスサテライトを3月に降りた小谷真生子・実は降ろされたのだ!という。彼女のあの発言で安倍政権からの報復を恐れ、テレビ局の上層部は政権におもねて小谷を切った。
恐ろしいことだ。ここまで来ているのか?暗い戦前の時代と同じではないか!
靖国参拝がいけないのは、A級戦犯がまつられているからだ。
奇怪な権力に迎合し阿る(おもね)マスコミ、これでは批判し世を正す事などとんでもない!小谷キャスターこそ敬服に値するではないか!
こういうニュースを聞いて我々が委縮しないこと。何が正しいかよく見て判断すること。黙っていないで声を上げること。

* 『解釈改憲のこと』
憲法についていろいろ言われる。昔からです。占領軍によって押し付けられた、という説が大声だった。明治の憲法成立期に各地で自主憲法が青年たちによって作られた。自由民権運動の一端だったか? 明治22年の「帝国憲法」が出来る前に自由民権運動、自主憲法を作る青年たちの運動が全国にあった。「私擬憲法」といわれた。私が記憶に鮮明なのが戦後に農家の倉から出てきた「五日市憲法」だ。歴史学者の色川大吉さんが発掘に当たってちょっとしたニュースになった。(最近平成天皇ご夫妻が見学にいらっしゃた)
GHQが日本の憲法学者に命じて作らせたが、帝国憲法とあまり違わないものをだしたので、徹底的に梃入れされた。GHQの方針=日本の軍国主義、帝国主義を廃止して民主化をする――にそって憲法を作っていった。だから、帝国憲法より格段にレベルの違う憲法になった。主に女性の権利・社会保障の条文作りに貢献した、ベアテ・シロタ・ゴードン(GHQの民政局で女性問題担当の調査官。憲法作成に参加した)の証言によれば、世界の憲法でより優れているもの――ワイマール憲法だとか、合衆国憲法、ソ連の憲法だとかを参考にしたという。(「ベアテの贈り物」参照)
ベアテさんのような素晴らしい方がGHQに居たことがひとつ。明治の私擬憲法も参考にしたか?

とにかく、国民主権、平和主義、戦争放棄、主権在民、基本的人権の尊重、男女平等の憲法です。そして一番大切なことは9条の「戦争放棄、軍隊を持たない、」です。戦後半世紀以上も経つのですからいろいろあります。しかし、日本は戦争をしない国できました。9条が歯止めだったのです。「金だけ出して何もしない」とか「軍隊を持たないから(武力がないから)近隣の国にバカにされるのだ」とか言われました。
いいではないですか! 戦争して、人を殺して、殺されるより何より良いと思いますね。これが大原則!



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  1. 2014/05/28(水) 22:06:35|
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2014年『映画』 「レイルウェイー運命の旅路」(原作エリック・ローマクス。出演コリン・ファ―ス。ニコール・キッドマン)

2014年映画「レイルウェイー運命の旅路―」
   (原作エリック・ローマクス。監督ジョナサン・テブリッキー。出演コリン・ファ―ス。
        ニコール・キッドマン。ジェレミー・アーヴァイン。真田広之。 5/24

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「鉄女」など鉄道好きの人間を言う言葉があるが、英国は鉄道好きの人間の本家・本場である。蒸気機関車に魅了されて鉄道好きになったエリック・ローマクスは第2次大戦で陸軍に入隊し、日本軍の捕虜となる。鉄道好きには皮肉にも捕虜のままタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に狩り出される。戦争中の日本軍がこの鉄道建設のために捕虜を強制労働に狩り出し様々な捕虜虐待があった。「鉄男」で機械電気に詳しいエリックにとって鉄道建設はどのような運命をもたらしたか? 又、泰緬鉄道の橋は有名な映画「戦場にかける橋」とダブる。

「戦場にかける橋」は戦場という極限状況における「ジェントルマン」と「武士道精神」との葛藤、英国・米国・日本の各軍隊・兵士の気質・思惑の違い。双方様々な思いで建設に関わり合いながらも、戦争の非情さから一瞬に橋が瓦解してしまう無常さなどを感じさせた。

それに対してこの「レイルウエル」は、日本兵による捕虜虐待・拷問シーンの凄まじさが際立つ。実在の主人公エリック・ローマクスの自叙伝「The Railway Man」の映画化である。スパイ容疑を掛けた エリックに対する日本軍の拷問・虐待シーンは目を覆うばかりだ。エリックは戦禍を生き延びたが戦後、戦中の虐待体験から長い間PTSD(心的外傷後ストレス障害)に罹る。妻のパトリシアの献身的な愛と看護に支えられて生きてきた。
そんなある日、新聞で当時の日本人通訳永瀬が今も生きていることを知る。戦争体験を知らせようとタイで寺を建て記念館を造って暮らしていた。エリックは動揺する。戦争で負った心の傷が再び呼び覚まされ正気を失いそうになるが、妻のパトリシアに支えられ彼は重大な決断をする。それは数十年の時を経て、再びタイの地に向かうことを決心したのだった。

50年前の戦地での日本人通訳との対決、
エリックの心の軌跡、
糾弾を受ける元日本兵通訳永瀬、

映画は戦場での捕虜生活、スパイ容疑の虐待、戦後の平穏な日常生活で何回も襲われる心的パニック等をフレッシュバックによって再現される。当時の日本人通訳永瀬を糾弾追求するエリック。虐げられた者と虐げた者との相克、憎しみの連鎖、戦中の行為を恥じとして反省する永瀬、糾弾を受けとめようとする永瀬。
憎しみの連鎖はどこかで断ち切り、赦しがあるのか?心からの謝罪をどう表現するか?

実話では、永瀬の謝罪をエリックは受け入れ和解したという。
日本人側の心の軌跡が描かれればもっと納得出来ただろと思った。それは現代の従軍慰安婦の問題、旧植民地だった韓国・北朝鮮への歴史認識。先の大戦で日本軍が中国大陸で侵した虐殺への歴史認識、それらと重なってくる問題だからだ。日本人にとって、正しい歴史認識と誤りに対する謝罪が問われている問題である。

エリックと妻パトリシアをアカデミー賞受賞のコリン・ファースとニコール・キッドマンが熱演し、国際派として活躍する真田広之が日本人俳優の責任を果たしている。

  1. 2014/05/24(土) 11:14:21|
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2014年映画「ワレサ 連帯の男」(監督アンジェイ・ワイダ、出演R・ヴィェンツキェヴィチ。A・グロホフスカ)

2014年映画 「ワレサ 連帯の男」(監督アンジェイ・ワイダ出演R・ヴィェンツキェヴィチ、
                             5.19           A・グロホフスカ)

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ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督は私たち戦後文学・映画で育った者にとって、忘れられない存在である。
戦争や革命、若者の生き方を主題にした映画で,特に「灰とダイヤモンド」(58年)で決定的な映画となり映画監督となった。又、彼の活躍は1954年の「世代」から2013年の「ワレサ連帯の男」まで半世紀以上に渡っていて、90歳になろうとする現在高齢なのに元気である。

ワイダ監督の「ワレサ 連帯の男」が岩波ホールにかかった。 今、何故ワレサなのか? 何故連帯なのか?

1980年から90年にあれほど騒がれた「連帯=ワレサ」が、今殆ど問題にされない。何故ワイダ監督はワレサを映画化した
のか?

ワイダ監督の生きた戦後ポーランド史から考え直す必要がある。その中で「連帯」の政治的な位置、思想的位置をよく考えてみる必要があるのではないか。

ポーランドの第2次大戦は、(「灰とダイヤモンド」「地下水道」の時代)対ナチレジスタンス・対独戦争だった。終戦後、ソ連の傀儡政権による共産主義の圧制支配だった。ポーランド市民の課題はそれへの民主化闘争だった。それは他の東欧諸国にとっても同じであった。東欧はロシアとドイツという巨大な国家に挟まれて、国家・民族が滅亡するような幾多の悲劇を生んだ。

ワレサ監督にとって映画を撮るということは厳しい検閲制度との闘い・知恵比べだったそうだ。
70年代、各地の労働者たちのストが続く。80年、ワレサの独立自主労組「連帯」が成立、ストが全ポーランド規模に拡大、共産政権は戒厳令で弾圧、ワレサたち指導部は拘束された。

* 80年の「連帯」の成立は89年に相次いだ東欧の民主革命の、例えば89年の「ベルリンの壁崩壊」より以前の出来事なのだ。「連帯」は東欧の民主革命の第一歩だったのだ。輝かしい記念碑的事件だったのだ。ポーランドだけではなく、大
さに言えば世界の革命史における記念碑なのだ。ワイダ監督の視点はそういう輝かしい点で「連帯」をみている。映画は政治における輝かしい一面と、ワレサの人間くさい一面、状況を見る鋭い政治判断、優れたアジティターの、権力に歯向かう果敢な勇気,ユーモア―などを描く。

又、8人の子どもを育てながら夫ワレサを支える夫人の役割も描いていく。

83年、ワレサにノーベル平和賞、80年代末政府・連帯・カトリック教会との「円卓会議」に成功。89年、初の自由選挙で連帯が勝利、90年大統領に就任、95年まで務めた..

映画は80年代の、イタリアの女性ジャ―ナリスト=オリアナ・ファラチがワレサ宅で行ったインタビューや、子沢山で苦労するワレサ夫人の家庭生活などの劇映画と、様々な歴史的政治場面や現実政治面の記録映像の組み合わせから成り立っている。
戦後共産党政権下での弾圧、秘密警察の恐ろしさ―ワレサの代わりにノーベル賞受賞式に出席し、その帰国時に夫人が
空港で入国管理官から受ける非人道的な仕打ち。
それは同期間に上映された「他人の手紙」 (共産党時代<1945~1989>に公安が年間数万通の手紙を非合法に開封し検閲していた映像。検閲の作業風景を元検閲官の証言と文献により再現した。公安の弾圧と非人間的な加害の実態は必ずしも明らかにされていない。「他人の手紙」を見てこの分野は全然手がつけられていないと感じた。
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映画はワレサの全盛期で終わっているが、連帯が共産党政府下に関わらず国民の三分の一・1000万人の支持を受けた。それが、現在60万人まで凋落してしまった。何故か?連帯が東欧で最初に民主化に成功したが、凋落したのは何故か? それは解き明かされていないように思える。それは、又、共産主義の凋落とも関係するかも知れない。

あるいは私の読みが浅いのか?

6月11日 再考
ワレサ・「連帯」に対する評価が気になっていた。戦後東欧の共産党史や歴史を考えても、映画にあるように市民主義に基づいた社会変革は新しいのだ。東欧史いや世界の歴史においても初めてだったのだ。
ワイダ監督の視点の優れたところ、前に触れたように「ワレサの人間くささ、状況に対する的確な判断と行動力、優れたアジテター、権力に歯向かう果敢な勇気、人間的なユーモーア」これなんだ!これが価値があったのだ。今世界を見回しても他に無いではないか!

  1. 2014/05/19(月) 09:40:29|
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『日記』 「いよいよ第2弾の闘いです!」 5.18

『日記』 「いよいよ第2弾の闘いです!」 5.18

安倍首相は15日の会見で、集団的自衛権の行使を容認するために、憲法解釈の変更に舵(かじ)を切る考えを示した。
集団的自衛権とは何か?自分の国が攻撃を受けていないにも関わらず、密接な関係にある国が受けた攻撃を、武力で阻止する権利のことです。これは自国防衛ではなく、他国防衛すなわち「多衛」です。日本が戦争をすることです。

日本は先の大戦で310万人の犠牲を出した。その反省に立って、憲法9条によって戦争を放棄した。長年積み上げてきた政府・国会・国民世論は、百歩譲っても「多衛」のための戦争は赦されないとしてきた。「多衛」のための軍隊は持たないとしてきた。(自衛隊は軍隊ではない)
それを安倍内閣は憲法解釈を、内閣だけの判断で変えようというのです。

皆さん! 戦後69年日本は戦争をしない国、基本的には軍隊を持たない平和国家であったのです。基本的人権、立憲主義、議会制民主主義、社会保障、人権、平等など憲法に保障された国であったのです。永世中立国スイスのような平和憲法の日本は紛争国の間にも信頼があったのです。(平和憲法が世界文化遺産の候補になっている)

安倍内閣の真意はむき出しになった。戦場に国民を駆り出す国にしょうというのです。
昨年の「秘密保護法」に次ぐ、大きく国の方向を変えようとすることなのです。

皆さん! よく考えましょう。きれいな甘い言葉に騙されないように、怖い脅しに勇気を持って戦っていきましょう! 




  1. 2014/05/18(日) 13:00:00|
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美術/音楽/舞台 「すてきな通信誌が届く」 5.11

美術/音楽/舞台 「すてきな通信誌が届く」 5.11


すてきな情報誌が届いた。

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すてきなパンフレットは ’花水木通信’という情報誌です。千葉から始まって、東京、茨城、栃木へと広がっていった地域の情報誌です。地域でクォリティーを求めながらがんばっているギャラリーや自宅ショップ、カフェ、アトリエなどの情報誌です。通信の主催者の女性は自ら現地に行って自分の目で見、話を聞いて心に響いたことを紹介しています。自前で1人でやっています。
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取手の’糸の花 ’(白山雅成作品展示室)で知り、主催者自身のクォリティーの求め方、対象の選び方、写真や文章のうまさやセンス、独特なものがありました。もう10年近くになりますか? 私自身がブログを始めようとした時参考にさせてもらった。

はるか以前に、「湘南通信」というクオリティーを求めながら地域の良質な文化を発掘していた通信誌があった。この通信が始まる時には終わっていたそうですが、花水木さんは関東の東部でこの精神を受け継ぐものを作ろうとなさった。情報誌として又、ブログとして成功したと言えます。

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取手の白山雅成作品展示室&’糸の花’は「11号」で取り上げています。
又、「15号」では奥山つやのさんを取り上げています。90歳代になってますます元気に大胆なニット編み物作品をお作りになっていらっしゃる奥山さん!「11号」’糸の花’の表紙は奥山さんのニット作品です。
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今度の「17号」に「石の中の小林東洋さん」という記事がありました。笠間の作陶家です。何年か前、取手の’糸の花’へ行った時話題になり、オーナーの松永和子さんが持っていた写真集を見せて貰いました。陶器独特の渋味・燻された感触に魅せられた。特に忘れ難く印象に残ったのが仏足跡の模様のある陶器の仏壇だった。その頃和子さんも私も母を亡くし、そのことがあってかしきりにこの小さな陶器が忘れぬ存在となった。

以上のように、何がそうかは分からぬが、心に残る文章や写真との出会いはいいものである。




  1. 2014/05/10(土) 16:32:23|
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美術/音楽/舞台 「神尾 和由 2014年 国展出品」 新国立~5/12

美術/音楽/舞台 「神尾 和由 2014.国展出品」新国立 ~5/12  5.8

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ここは 遥か かなたの世界である。

台地と平原が くり広がる地平で 人間の営みがある。

春には 大地を耕し 苗や 種を 植える。

夏には より豊穣を祈って 人々は 働き、

秋には 大地から ご褒美を 戴く。

冬には 暖炉の傍で 語らい 慈しみあい、

人々は そうやって 何千年も やってきた。

この 豊饒な大地に 感謝しつつ。


神尾和由・佳代子ご夫妻は、美術に志し、若い頃にイタリアへ渡った。彼らは大学の美術学科の同級生で共に画家を目指した。
私どもがイアリア旅行に行った頃はローマに住んでいて、朝から車でオルヴィエートの先の小さな村を案内して貰った。
地震で壊れたままの教会や民家の中にある、ロシアの映画監督タルコフスキーが撮影に使った教会(映画では地下)がある村に行った。地名も教会の名も忘れたが、観光客も私たちだけの、古び居たロマネスク様式の小さな教会だった。
様々なカーブを描いたような草原の丘のなかの小さな村と教会。村には必ず教会と広場があって人々が集う。イタリア旅行の思い出の1つとして、我が心の隅にともし火のように、火は消えていない。と同時に、神尾さんの絵を見る度にこの風景を思い出すのである。

モランディを勉強していたと聞いた彼は、最近抽象から具象になってきた。東京に帰って居をおいた国画会の展示でも、安心して見ることが出来る作品である。わけのわからぬ作品の中にあって、神尾和由はしっかりと存在感をもっている。
画家にとって色彩の使い方はいろいろな考え方があるのだろうが、最近はしっかりした色を使っている。凛とした上質な作品になっているのではないか。



  1. 2014/05/08(木) 17:39:51|
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『2014年映画』 「とらわれて夏」(監督ジェイソン・ライトマン。出演ケイト・ウィンスレット

『2014年映画』 「とらわれて夏」(監督ジェイソン・ライトマン。出演ケイト・ウィンスレット。
ジョシュ・ブローリン 5/7


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米国東部の小さな町での出来事。心に鬱の傷を負ったシングルマザーのアデル(ウィンスレット)は13歳の息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。偶然出会った脱獄犯フランク(ジョシュ・ブローリン)に強要され、彼を家に匿うことになった。危害を加えないと約束した脱獄犯との5日間の生活はどのようなものであったか?

母親と息子だけの暮らしは、 アメリカ映画の西部劇以来の伝統である。気丈な息子は母親をかばって生きている。この作品でも、母親アデルは別れた夫との生活で負った心の傷で鬱になり、息子のヘンリーがやさしく守ってきた。

彼らの家の周辺では脱獄犯の捜査が進んでいる。何時捜査が及んでくるか?

脱獄犯フランクは一見怖そうに見えたが、危害を加えないという約束通り、散らかし放題の家の中を片付け出した。床を磨き壊れた家の修理をまめにやってゆく。息子のヘンリーに車の修理の仕方を教え、キャッチボールの相手をしたりする。
そろそろ思春期にかかろうとするヘンリーにとって、心の中で求めていた父親の役割をフランクは務めることになる。
フランクが母子に作った桃のパイは美味しく、又、後に素敵な贈り物になる。
母親アデルにとって、日常の生活にとけ込んできたフランクの存在は、男性を意識させるものであった。監督のライトマンはあえて2人のラヴシーンを描いていないが、2人は急速に愛し合っていった。アデルにとって、再生の5日間であった。
作中、フランクが何故入獄したかの理由がフラッシュバックで示される。

5日間の出来事だが、人生には夢のようなドラマがあるのだ、と作品は言っている。
前夫との生活で心の病になった女性、思い掛けない事件で再び愛を取りもどす、というラブストーリーと、少年の心の成長物語である。

* 『ケイト・ウィンスレット 』(英国の女優。両親共舞台俳優。少女時代から演技のレッスンを受ける。
「タイタニック」のヒロイン・ローズ役で世界的な人気を集めた。
スティーヴン・ダルトリー監督の『愛を読むひと』(08)で アカデミー主演女優賞に輝く。

* 『愛を読むひと』(08)(ウィンスレットがアカデミー主演女優賞に輝いた作品)
09年に見てたちまち作品に魅了された。1回だけでは解らなく2回映画館に通った。
作品のテーマ、構成、内容のスケールが大きい。主役のウィンスレットがむき出しの「大輪の華」の出現と直感した。年下の青年役はレイフ・ファインもいい。ユダヤ女性役のレナ・オリンもいい。あれから5年、もう一度見てみたい.

第2次大戦後のドイツが舞台。15歳のミヒャエル は年上の女性ハンナと知り合い、彼
女の要求で世界の名作を読んであげる。いつしか男女の仲になった。
市電の車掌の彼女は真面目な仕事振りが評価され事務職に昇進することになった。と同時に彼の前から消えた。ミヒャエルは理由もわからずハンナに捨てられて10年、、、
彼は法科大学の学生でゼミの実習のために傍聴した裁判でナチス戦犯の被告ハンナに再会した。ハンナの筆跡鑑定が裁判の判決を左右したが、彼女は筆跡鑑定を拒否、殺人罪で有罪になる。傍聴していたミヒャエルは彼女が文盲であること、それを恥じていることをわかっていて苦悩するが、沈黙して見過ごす。
その後、彼は彼女が服役している刑務所に、本を朗読したテープを送り始める。ハンナは朗読と本との照合で文字を覚えて行き、彼と手紙のやりとりをするまでになった。
服役後20年ハンナは仮出獄が決まり、ミヒャエルは何十年ぶりに再会した。その再会は、、、? 仮出獄の日に迎えに行くと、ハンナは自殺していた。
 < 本を読むひと >
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問題がいろいろ内包されていて面白そうでしょう。見る者の審美眼を問われますね。
もう一度見ていつかブログに載せましょう。

休んでいた間、ご心配をおかけしました。
いろいろと 有難うございました。


  1. 2014/05/07(水) 15:07:51|
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『日記』 「Windows エクスプローラー騒動について」 5.・5

『日記』 「Windoes エクスプローラー騒動について」5・5

4月末日 「エクスプローラーについての警告」が米国土安全保障省から出され、パソコン世界でパニックが起きた。3月末の「XP終了」といい、何か釈然としないのである。エクスプローラーがハッカー等の攻撃に完全防御ではなく、しばらく使うな、とはパソコンを使うな!と同じに捉えられた。日本社会におけるパソコンの普及度を考えれば影響度は想像出来る。影響の大きさからか、一週間たたぬ内に訂正が出た。
(最初言っていたことと違って、「XP]だけがダメなのか? 「緊急パッチ」至急出す。「8・1」の小生ならだいじょぶなのか?よくわからない!)
又、この騒動で察知出来たことに、「XP」から他の機種への乗り換えが進んでいないらしいことも想像出来た。(「XP」が「8・1」に比べて使いやすく慣れていることも挙げられる。又、費用のこと、P・Cへの理解度もあげられるという。)

例えば、便利なものを世に出して皆がそれが無ければ生活・仕事に困るまで普及したとする。ある日、それが不都合だから他のものに乗り換えろという。大衆はパニックになる!見えない巨大なものに支配されている不安! 引っ掻き回される不快!

( 風評被害に加担している、とあらぬ批判を恐れずに言えば、ジョ-ジ・オーウェル的不安に晒された。)


お休みを頂いている間、訪問下さる方々に感謝申しあげます。又、皆様にご心配をおかけしました。有難うございました。

帯状疱疹もだいぶ良くなってきましたが、まだ、痒みと痛みが混ざった症状に襲われます。投薬とペイン・ブロックの副作用にも体が慣れましたが、脱力感ー集中力が拡散してしまうため文章が書けなくなるのが辛いです。

有難うございました。


  1. 2014/05/05(月) 14:29:08|
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